デイヴ・ケレハーの活動実施理由

デイヴ・ケレハーの活動実施理由

4G を立ち上げた目的は極めて単純です。私たちは発見するスピードを加速しなければなりません。あらゆる手を尽くして、命に係わる薬を医療現場へ可能な限り迅速に届けなければならないのです。

では、なぜ私がこの特定の命令にこだわるのか？そうですね、大義ある奉仕は常に私を動かすものです。私はキャリア陸軍士官の息子として育ちました。私たち一家は、ベトナム戦争が終わりに近づいていた70年代半ばにタイに住み、冷戦の最盛期である1979年から 1990年まで西ドイツに住みました。私が高校 3年生のときに、ベルリンの壁崩壊を見れたのは幸運なことでしたし、1989年12月にブランデンブルク門にいたことは言葉で言い表せない名誉です。当然ながら、軍の内部と外部で育った私は軍隊へのキャリアを探し求めるようになりました。私は ROTC 奨学金で大学に行き、大学時代に父は将軍に昇進しました。これで私の軍務に就きたいという気持ちが固まりました。

1994年 5月、私は米軍の歩兵将校として任命されました。その後の 12か月間は、兵士を敵の領土へ導くためのフォート・ベニング・トレーニングを受けました。1995年の夏にレンジャー訓練学校を卒業した後、イタリアのヴィチェンツァにある最初の駐屯地に向かいました。これは、職業的に (連合軍の欧州移動軍の指揮部隊として)、そして個人的に (ヴェネツィアからわずか 45分の距離にあることが素晴らしい) 驚異的な駐屯地でした。数か月以内に、ボスニアの緊張が高まり、所属する部隊は配備の準備を整えました。そうした準備の中、毎日の日課であるフィジカルトレーニングを行う為に、ある月曜日の朝に目を覚ますと、片目がほとんど開かない状態でした。私は眼帯をかけ、配備の準備を続けました。司令官は私を呼び、医務室に行くように言いました。検眼医、内科医、そして神経科医の診察を受けました。神経科医は、「脳腫瘍か多発性硬化症 (MS) のどちらかです。詳しく見てみましょう。」と言いました。MRI、脊椎穿刺、その他多数の検査を経て、ワシントン DC のウォルターリード陸軍医療センターに移送された後、MS と診断されました。当時 23歳だった私は、人生で最高の状態で、世界を救う準備ができていましたが、MS が何かを知りませんでした。早々に私は医学的に除隊となり、軍隊のキャリアは始まる前に終わってしまったのです…

ありがたいことに、再発/寛解型 MS 患者向けの初のインターフェロン療法が臨床試験に出ていました。私はさっそくベータセロンを始めました。これは 1日おきに皮下注射をすることを意味し、私にとって最初の 6か月は壮絶な悪化と回復の繰り返しでした。4週間にわたって四肢が麻痺し、その後ほとんどの機能が回復しました。同じように 4週間にわたって、片目が見えない状態でした。その間たくさんのステロイド治療があり、治療過程をしっかりと守るように励まされました。私は言いつけを守り、6か月ほどで状態が安定し、人生を続けることができると感じました。そうして生き延びたわけです。私は就職し、西海岸に移住し、結婚し、子供ができ、再び人生が始まりました!それ以来、私は非常に幸運でした。過去 18年間にわたって別のインターフェロン療法 (アボネックス) を受け、素晴らしい事業の立ち上げを手伝い、妻と私は 6人の子供たちとこの上ない家族を作りました。私は紛れもなく幸せ者の 1人です。

2002年以来、MS を完治するめたの戦いに積極的に取り組んできました。MSは本当にひどい病気です。病気の悪化と進行による恐ろしい影響は明らかな理由ですが、病気の本当に悪質な部分は、診断されるまでの長い待ち時間、次の悪化の予期、重大な障害の可能性があることです。全ての患者にその可能性があるのです。私の病気はまだほとんど目立った形で進行しませんでしたが、私の治療中またはそれ以降に診断され、不可逆な身体障害や認知障害を抱えた人が多すぎることを知っています。そういった人々は非常に、非常に困難な生活を強いられています。この病気と闘っている立派な人々、献身的な人々が世界中に大勢います。その結果、再発/寛解型の疾患に対する市販の治療薬がたくさんあります。既存の治療法は確かに役立ちますが、完全な解決策にはまだ至っていません。残念ながら、進行型の病気にかかってしまった場合にはほとんど望みがありません。広範囲の治療も効果的な再生療法もありません。基本的に、病気が進行すると打つ手はありません。

ではなぜ私がこの活動を続けるのでしょうか？私は毎日のように「進行」しそうで治療法がない病気の今後の可能性を見つめなければなりません。そして愛妻と6人の子供 (15歳、6歳、5歳、4歳、6か月 x 2人) に視線を移します。これらの 2つのイメージを調整するのは非常に困難で、片や恐ろしい不確実性、片や無限の可能性ですから...

ですから、個人的に、発見を加速し、不可欠な薬をできるだけ早く商品化するために、できる限りのことをしたいと思います。根本的な問題の解決に役立つ生化学の博士号を取得する目的で大学に戻るつもりはありません。むしろ私にできることは、治験プロセスでの加速を妨げているボトルネックを見つけることで、（現在のペースではとても満足できませんから）私たちはもっともっと治験の進行を速くしなければいけないのです。

個人個人がそれぞれの思い、使命を持って弊社の仕事に取り組んでいます。

エド・トゥルテロッテ 創設者兼, CTO 私がこれをする理由 私が臨床技術の業界へ戻ることになった時、旧友の一人がメールで「同じシステムを何回構築出来るか」と聞いてきました。 続きを読む